御殿山神社 渚本町 枚方市
御殿山神社は、渚院跡の観音寺境内に隣接して設けられた粟倉神社(現小倉町)の御旅所を起源とする。のち、江戸期文政年間に八幡大神を勧請し西粟倉神社と称したが、明治初年の神仏分離令によって御殿山に社殿を造営し、明治3年9月当地に遷宮し御殿山神社と改称した。御殿山の名称は惟喬親王の渚院のあずまやに起源すると伝わるが、江戸初期に淀藩主永井家系統の永井伊賀守が領地支配の陣屋を建てたためと考えられる。祭神は八幡大神(品陀和気命)、末社として稲荷神社、貴船神社を祀る。以下略  1995年 枚方市教育委員会