この小原宿本陣は、江戸時代に信州の高島・高遠・飯田三藩の大名及び甲府勤番の役人が、江戸との往復の時宿泊するために利用したという古い歴史をもった建物です。この建物の当主清水家の先祖は、後北条の家臣清水隼人介で、後に甲州街道小原宿が設けられてからは、代々問屋と庄屋を兼ねていました。(中略)旧清水家住宅は、本陣特有の座敷構えを示すと共に、津久井郡の典型的な大形養蚕民家の構造をしており、県下に26軒あった本陣のなかで唯一現存する貴重な建物です。  平成3年4月1日  県指定重要文化財   相模原市教育委員会

小原宿本陣(旧清水家住宅) 相模湖町 相模原市