府中高札場 府中市宮西町5−1−1
法度、掟書、犯罪人の罪状などをしるし、交通の多い市場、辻などに掲げた板札を高札といい、庶民の間に徹底させるためこれら高札を掲げる場所を高札場といった。(中略)府中の高札場は、府中市において甲州街道と鎌倉街道の交叉する所、
大国魂神社御旅所の柵内にあり、屋根を有する札掛けで、これに6枚ぐらいの高札が掲げられていた。  昭和62年3月20日  東京都教育委員会

札の辻と問屋場跡
甲州街道と鎌倉街道が鍵の手に交わるところに高札場があったところからこの界隈を
「札の辻」「鍵屋の辻」と呼び親しまれていました。安政6年(1859)府中宿本町に大火があり、それを機に万延2年(1861)中久本店の店蔵を防火建築物として再建。隣地は問屋場(江戸時代の宿駅・人馬・駕籠などの継ぎ替え所)であったため、大道芸人の辻芸を楽しむ人々等で賑わい、武蔵府中の中心として栄えました。

札の辻・高札場・問屋場跡 府中市役所前交差点 府中市