ひとつ家へ人を吹込む枯野かな  魚文
魚文は三級亭魚文と称し、芭蕉の高弟服部嵐雪の直系大島蓼太の高弟で、1700年代(江戸後期)の蕉風復活に力を尽くした人である。平明な俳風に特色があり、師の蓼太も筑波紀行などを書いているので、魚文も師と同様に旅に出て、途中鎌ヶ谷を通過したとき詠んだものと思われる。 右 木をろし道 左 仲木戸道

 魚文の句碑 井草 東鎌ヶ谷1丁目 鎌ヶ谷市