熊野神社は、白子の鎮守さまとして栄えてきた。発祥は不明であるが、社伝によると、およそ1千年前といわれている。(中略)境内神社として、冨士嶽神社、国平神社がある。中世、熊野信仰は、全国的に武士や民衆の間に広まった。熊野那智大社(和歌山県)に伝わる「米良文書」の中の「武蔵国檀那書立写」には、多くの武蔵武士とともに「しらこ庄賀物助、庄中努丞」の名があり、和光市域の白子に居住していた領主にも、熊野信仰が伝えられていたことがわかる。 平成7年1月   埼玉県  和光市
   熊野神社 白子 和光市 埼玉