要石 鹿島神宮 宮中 鹿島市 茨城県

神世の昔、香島の大神が座とされた万葉集にいう石の御座とも、或は古代における大神奉斎の座位として磐座とも伝えられる霊石である。この石、地を堀るに従って大きさを加えその極まる所しらずという。水戸黄門仁徳録に、7日7夜掘っても掘っても掘りきれずと書かれ、地震押えの伝説と相俟って著名である。信仰上からは、伊勢の神宮の本殿床下の心の御柱的存在である。