国指定史跡伊能忠敬旧宅(640.2u)
伊能忠敬(1745〜1818)は、1745(延享2)年に上総国山辺郡小関村(現千葉県九十九里町小関)に生まれ、17歳で佐原の伊能家に婿養子となり、家業である醸造に励み、村の村方後見をつとめました。50歳で江戸に出て幕府天文方の高橋至時に師事し、55歳から全国測量を開始しました。第1回の蝦夷地(北海道)から第10回の江戸府内に及ぶ日本全国の海岸線・街道の測量は17年に及び、1821(文政4)に大日本沿海與地全図(大図214枚、中図8枚、小図3枚)と大日本沿海実測録(14巻)として完成しました。ここには、忠敬が生活した旧宅が公開されており、測量に使用した器具や地図等の資料は伊能忠敬記念館に展示・保存されています。又市内には伊能忠敬銅像(大正8年・佐原公園内)や忠敬の墓(観福寺・市指定史跡)があります。

伊能忠敬旧宅 佐原イ 香取市 千葉県