道路元標は東京日本橋に慶長8年(1603)全国諸街道の出発点として設けられたのが始まりとされている。この道路元標は大正8年(1919)道路法制定時に初めて木柱で設置されたが、その後大正11年(1922)内務省令により現在の石柱に建て替えられたもので、里程標に見るとおり多くの重要な国道の起点を示すものである。道路元標は道路の起点、終点、おもな通過点を表示する標識であり、内務省令で企画(規格?)が統一され、表面に市町村名を刻み、各市町村に一基づつ設置されている。この道路元標は定められた規格を有するもので、非常に貴重な浜通りの文化財産である。  文学博士岩崎俊夫監修 
  日本橋まで73里17町 福島県庁まで15里11町  
        平成13年(2001)5月  相馬市大町商栄会建立

道路元標 大町 相馬市 福島県