万葉植物園・桜平山公園 桜平 江垂 鹿島区 南相馬市 福島県

笠女郎が大伴家持に贈った恋歌であります。「みちのく真野」はこの鹿島町であって古代の真野は非常に繁栄し、奈良の都から「おもかげにして見ゆ」と詠まれたほどで古城跡 金銅製双魚袋の出土古墳が、当時を物語り、都との交流も盛んであったことがうかがうことができます。町は万葉のふる里を偲び、明治百年を記念して、東北では初めての万葉植物園を計画し万葉集に詠まれた約150種の植物を、町内各種団体の植樹により開園しました。町民ひとしく万葉の里に誇りと喜びをもち香り高い文化の町づくりの道しるべとしていつまでも守りつづけたい。  鹿島町教育委員会
みちのくの相馬郡の馬のむれ あかときの雲に浮けるがごとし 斉藤茂吉 みちのくの 真野のかやはら とほけども おもかげにして 見ゆといふものを 笠女郎