八幡宮 爺スギ 安良川1173 高萩市
写真左:八幡宮   八幡宮は平安時代の寛和元年(985)に京都の山城男山八幡宮から移されて建てられた。前九年の役のとき、源頼義とその子義家は八幡宮によって必勝祈願した。鎌倉時代の建治元年(1275)佐竹義国のときより流鏑馬の神事が始まり、安良川兵四郎がこれを勤めた。中世時代に今の高萩を支配していた佐竹氏、岩城氏などの崇敬が厚く領主によってなんども造営修復がなされた。
写真右:爺スギ   安良川八幡宮の境内にある爺杉は、推定年齢が、約1000年といわれ、高さ42m、幹回り約10mと県内第一の巨古木であり、1924年(大正13)に
国の天然記念物に指定された。 数回にわたる落雷で樹勢衰退が進み、根元が大きく空洞化している。台風などで本殿・拝殿に倒れないように、幹の先端部10mの切除が行われ、ワイヤーロープで支えている。