元禄年間、徳川光圀公が領内巡視のおりこの地を訪れた際、喉の渇きをおぼえ、井戸はないかと供のものが捜しまわり、畦の脇に古井戸を発見した。ただし、水は底深く飲むことができず、光圀公が井戸を覗きみたときに杖が井戸の淵にあたり、水がコンコンと湧き出でて難なく飲むことができた。その後、この井戸は「黄門の井戸」と呼ばれ、涼味溢れる水を永く土地の民に与えたといわれている。   北茨城市

黄門の井戸 五浦海岸 大津町 北茨城市