村松虚空蔵堂 村松 那珂郡東海村 

村松山虚空蔵堂は、平城天皇の勅額により、平安初期大同二年(807)弘法大師によって創建されました。本尊の虚空蔵菩薩は、弘法大師が鎮護国家、萬民豊楽、平和祈願のために、一刀三拝の礼をつくしてお刻みになったものです。当山は平安末期より、約500年の間、領主佐竹氏の保護を受け、近世には徳川家康公より朱印五十石を寄進され、光圀公の庇護のもと朱印寺として栄えてきました。 現在は真言宗豊山派に属し、伊勢の朝熊虚空蔵尊、会津の柳津虚空蔵尊とともに日本三体のひとつとして、厄払い・出世開運を祈願する多くの参拝者をお迎えしています。