この建物は、文禄年間に豊臣秀吉から伊達政宗が拝領した伏見桃山城の一棟で江戸品川の藩邸に移築したものを二代藩主忠宗がこの地に移したもので、床の間の張付絵や襖絵は壮麗な極彩色で画かれており建物は東西に向き京間18畳2室からなり四方縁をめぐらした東北唯−の純桃山建造物である。藩主の納涼、観月の亭として「月見御殿」とも呼ぱれ、藩主・姫君・側室等の松島遊覧、幕府巡見使等の諸国巡回の際の宿泊及び接待用の施設となる「御仮屋」として利用されていた。 併設の松島博物館には、伊達家の大名道具や生活用品等を陳列しております。 文化財指定
  観瀾亭(建物)県重要文化財 昭和28年3月3日
  障壁画   国重要文化財 昭和55年6月6日     松島町

観瀾亭 松島町 宮城郡