西行谷神照寺跡 宇治館町  伊勢市 三重県
この谷の奥には、平安時代末期の歌人で有名な西行法師(1118〜90)が一時住んだといわれる所があります。ここは、西行が二見の安養寺(度会郡二見町溝□・平成4年の発掘調査で平安時代−鎌倉時代にかけての建物跡・各種の土器・その他多くの木製品が出土)に住んだのち、この西行谷へ移つたと伝えられる場所です。西行が住んだ庵はどこかはっきりしませんが、谷に接して庵が営まれたような平坦地やその奥には小さな滝が落ちており、その雰囲気がしのばれます。