高札場跡 江島本町 鈴鹿市 三重県
高札とは、禁制.法令などを住人に周知させるため室町時代以後明治の初期まで、町の辻や村の中心地に高く掲示した板札で、桧材を用い江戸時代は草行かなまじり文を書いた。この板札を掲示した所を高札場という。 高札は、幕府や諸藩で行われ、幕府の制札は正高札といい、キリシタン札、徒党札、人馬賃銭札、浦高札(海難救助用)など内容によってそれぞれの呼ひ名があった。 この所は、江戸時代白子代官所が管内の行政、訴訟、警察(火盗検め)税務の執行に伴い、高札を公示(掲示j)した所であった。