橋向通 一身田町 津市 三重県
京都から伊勢神宮への参宮道と、寺内一身田とをつなぐ道路沿いに発達した集落で、一身田の門前町となっています。万治元年(1658)以来、25軒の家が水茶屋として営業することを許されて、客にサービスさせていましたので、遊郭街として繁昌しました。滝沢馬琴は参宮旅行記の中で、山田の古市、松坂に次ぐ第3の遊郭と評しています。現在も妻入り造りの家の中に、その形をとどめている家があります。