専修寺如来堂 一身田町 津市 三重県
御影堂の西にならぶ建物で、堂内中央に「証拠の如来」と呼ばれる専修寺の本尊阿弥陀如来立像を安置している。「如来堂御建立録」によると、享保4年(1719)に建設が始まったといい、資金不足のために工事は30年近くを要し、寛延元年(1748)に落慶遷仏の行事が行われた。 (中略)屋根は二重になっているが、二階はなく、下の屋根は裳階といって庇のような役目をしており、正面には唐破風の向拝が付いている。上の屋根の軒裏は「扇垂木」といって、垂木が扇を広げたように放射状に作られている。以下略   津市教育委員会