西行歌碑 二見町茶屋 伊勢市 三重県
波越すと二見の松の見えつるは梢にかかる霞なりけり
西行法師は平安末期の人、もと武士でしたが無常を感じて出家、諸国を遍歴しましたが晩年の数年間は二見の安養山に庵を結びました。この歌はこよなく愛した二見の海辺の松にかかる霞をみて春の到来したことを喜んだものです。