河崎3丁目 伊勢市 三重県
河崎の歴史
河崎は町を流れる勢田川の水運を利用し、戦国時代末頃から本格的に町としての機能を整えました。安土桃山時代に、伊勢神宮周辺の経済の中心として位置づけられ、江戸時代には大きな問屋街へと発展し、おかげ参りに代表される参宮客で賑う宇治・山田に大量の生活物資を供給する伊勢の台所としての役割を果たしていました。 明治時代に至っても商業の中心を担っていましたが、戦後になって水上輸送から陸上輸送にかわるにつれ、河崎は徐々に衰退していきました。現在でも軒を連ねた古い町屋や蔵が残されており、中には再利用され飲食店、美容室などの店舗に生まれ変わっているものもあります。