歴史の道 新地 添川 鶴岡市 山形県
羽黒山参拝の方々は、みどり橋のところの祓川で身を浄め、弘法の井戸でうがいして、黄金堂を参拝し権現様に登ったという。狩川、添津、山崎、三ケ沢、添川と登って来た道は羽黒参拝の重要な進であった。今は舗装され直線となり、ほとんど昔の面影は失われているが、ここ前山の赤坂のところに昔の道が180mばかり残されている。 ここは、街道一の難所といわれたところで坂の頂上に松の大木が聳え、道祖神、庚申、青面童子等の石仏と添川村のいろいろの記念碑が建てられ旅行者の休息所にもなっている。 元禄二年、曽良と共に羽黒山に登った芭蕉も、この道を通った芭蕉の道でもある。 町村合併三十周年を記念レ「歴史の道」としてこの道を保存することにしました。 昭和59年9月   藤島町