久寛荘(きゅうかんそう)長屋門 西山町石地 柏崎市 新潟県
内藤家と長屋門
 内藤家は江戸時代より廻船業を営み、全国的に「石地の内藤」といわれるほど有名でした。当時の繁栄を物語るのがこの「長屋門」です。庶民である内藤家が、大名格にしか許されなかった長屋門を何故建てる事ができたのか。諸大名とも深いつながりを持っていた内藤家の実力をうかがい知る事ができます。

目本の石油王「内藤久寛」
 内藤家の十二代当主が内藤久寛(1859〜1945)。一時家運が衰えた内藤家を盛り上げ、1888年、日本石油の前身「日本石油会社」を興して初代社長となります。県議会議員、衆議院議員を歴任し、郷土石地のために多大な貢献をしました。

石地行在所
 明治11年、明治天皇が北陸を行幸された際、内藤家に立ち寄られました。この時休憩された部屋(石地行在所)が、昭和11年、文部省告示によって「明治天皇聖蹟」として指定されました。石地行在所は、現在も当時そのままの形で残されています。 石地地区コミュニティ振興協議会  平成21年3月