尼瀬獄門跡 出雲崎町尼瀬 三島郡 新潟県
 当町は元和2年(1616年)徳川幕府の直轄地となり、代官所が置かれた。附属機関として牢屋もつくられた。ここは極刑の執行をする刑場であった。おそらくは幾千もの斬首がなされたことであろう。特に重罪人の生首は浜辺のほうにさらされたと伝えられている。供養塔は天明年間の建立であり数体の地蔵尊と老榎は当時を偲ばせるものがある。地元では現在も毎年9月1日に供養祭を行っている。 出雲崎町