江戸時代の新潟町には、奉行所のほかに、町会所という役所がありました。現在の第四銀行本店のところに町会所があり、町の有力者が、自治的な行政を行っていました。現在の本町7に面して町会所の表門があり、東掘前7に面して9メートル近い鐘楼があり、その屋上の鐘が「時の鐘」と呼ばれ、町民に時を知らせていました。 明治6年には、本町7の町会所の場所に、いちはやく新潟一等郵便役所が開設されました。その後、新潟一等郵便局と改名され、大火により西掘6・本町7と場所を変え、明治45年に東堀7の現在の新潟中郵便局の場所に移転しました。また、明治7年には、町会所の建物を利用して、東堀前7に、全国で4つめの国立銀行として、第四国立銀行が開業しました。
古町通6番町入口 中央区 新潟市 新潟県