明治１４年の明治天皇北海道御巡幸に先立ち、明治１３年、札幌から室蘭まで３４里を測量し、一里ごとに標柱（６寸角、長さ６尺の、白ペンキ地の角材に何里塚と表記）が設置されたと伝えられております。　（標柱の表記は「三里標」であったという説もあります）　創成橋のたもとを基点として、「一里塚」（国道３６号線　望月寒川付近）、「二里塚」（国道３６号線　農業試験場入り口付近）に続き、「三里塚」までが札幌市内に、そして、「四里塚」は北広島市の大曲付近に設置されたのです。　　「三里塚」は当時を知る方々の証言や記録などによれば、現在の三里塚小学校や三里塚神社の位置からはかなり西寄りとなりますが、旧国道３６号が平岡３号線と交わる交差点付近（現在地より旧国道３６号に沿って約７００ｍ西寄り）に設置されたと言われております。　これらの標柱は現存せず、「三里塚」も昭和２０年代には姿を消してしまったようです。　また、「里塚」という地名は、昭和１９年の字名改称により「三里塚」の「三」の字を削って改称したもので、　以来半世紀が過ぎました。　この度、三里塚小学校が開校１００周年を迎えたことを記念し、校名の由来となっている「三里塚」を、三里塚小学校、同校百周年記念事業協賛会、同校ＰＴＡ、里塚・美しが丘地区町内会連合会、里美ふれあいクラブ、清田区等が協力し、ここに復興いたしました。　　平成１６年１０月　　　三里塚小学校　三里塚小学校百周年記念事業協賛会