気賀関所 細江町気賀 浜松市北区 静岡県
江戸時代、細江町を東から西に横切っていた街道を、東海道本坂越又は本坂道・本坂街道・姫街道などと呼んでいた。姫街道の要衝地であった気賀上村に、徳川家康は早くから関所を設けて、「入り鉄砲と出女」の監視を中心に、通行する人々や荷物の取り調べを行った。 その後、箱根にも関所が造られ気賀関所は、箱根関所・今切(新居)関所とともに、東海道の三関所といわれ明治2年まで続いた。平成元年度ふるさと創生事業として、現存する史料を調査して、寛政元年(1789)初めて瓦葺に改築された気賀開所を冠木門、本番所、向番所、遠見番所、制札場、雪隠、三ツ道具立、槍立、矢来などで再建し、等身大の人形を配置して当時を再現した。 浜松市