川船番所は幕府により設けられた番所で、万年橋の北岸に置かれ、川船を利用して小名木川を通る人と荷物を検査しました。(中略)建物の規模などは不詳ですが、弓・槍がそれぞれ5本ずつ装備されていました。明暦3年(1657)の大火後、江戸市街地の拡大や本所の掘割の完成などに伴い、寛文元年(1661)中川口に移転しました。以後
中川番所
として機能することとなり、当地は元番所と通称されました。 平成14年十月 江東区教育委員会
万年橋
(広重絵)
川船番所跡