小深沢は出羽街道の中で、けわしい沢の一つで、深い谷底へ下りて越さねばならない九十九折の道である。元禄2年(1689)5月芭蕉と曽良が通った頃は、谷底へ下りて6曲がりの坂を上り下りする難所であった。元禄古図に「小深沢、歩渡幅2間、深さ2寸、小深沢坂長さ46間、難所御座候」と書かれている。
小深沢 尿前 鳴子温泉 大崎市 宮城県