小見川城山古墳 小見川 香取市 千葉県
 城山古墳群・小見川城址  所在地 香取郡小見川町小見川4854−20
 城山と呼ばれるこの一帯は、古くから景勝地として知られ、今は桜とつつじの公園として親しまれている。 この台地上は、県下を代表する後期古墳である城山一号墳を主盟とする城山古墳群(総数14基以上)でもある。 城山一号墳は昭和38年の高校建設に際して発掘調査されたもので、全長68mの前方後円墳で、後円部に左片袖の横穴式石室(この石室は現在、城山公園の入口に復元されている)が構築されていた。 中から三角縁三神五獣鏡をはじめ、多くの副葬品(武器・武具・馬具・装飾品等)が検出されている。また、多くの埴輪も墳丘にめぐっていた。周辺には町指定の4号墳や8号墳などがある。忠霊塔の脇には、建久10年(1199)粟飯原三代朝秀が築城したと伝えられる小見川城址がある。遺構としては、土塁・空堀・土橋・曲輪などがある。(おみがわふるさと小径設置事業)