木更津県史蹟(貝淵藩陣屋跡) 貝淵3丁目 木更津市 千葉県
貝渕藩主林肥後守忠英は、文政10年(1828)貝渕陣屋を築きました。慶応4年(1868)8月には瀧脇丹後守信敏が桜井藩をつくり、ここを藩邸としました。その後、明治4年(1871)7月廃藩置県が行われると、11月には上総・安房地域の16の県が再編され、木更津県が旧桜井藩邸を庁舎に、選擇寺(木更津市中央)を官舎に発足しました。県令には旧宮谷県県知事柴原和が任命され、村数1475を数える広大な行政区域の県政運常にあたりました。柴原の先進的な行政手腕は、後の千葉県誕生の基礎となり、特に行政紺織の整備、議事会の開会、育児政策は千葉県政に引き継がれました。 明治6年6月、木更津県は廃止され、千葉町に県庁を置く千葉県が誕生しました。  木更津市教育委員会