千葉城跡・郷土博物館 亥鼻1丁目 中央区 千葉市 千葉県
千葉氏は、桓武天皇の曾孫高望王の子平良文を祖とした関東の名族で、良文の子孫である千葉介常重は、大治元年(1126)6月、士気の大椎より千葉に移住しました。この時、常重は千葉の猪鼻山に居館(千葉城)を構築し、城下町を建設しました。その後、千葉氏は13代330年間、この地を治めましたが、その本拠地となった千葉の町は房総の文化の中心として栄え、関東では鎌倉につぐ繁栄を誇りました。後に、城は一族の内紛により廃されましたが、昭和42年4月に千葉市は古い歴史と伝統を伝えるシンボルとして千葉氏の城跡に天守閣(郷土博物館)をつくり博物館として市民の利用に供しています。