最上川 毒沢 尾花沢市 山形県
最上川の水源地は、山形県、福島県と宮城県の県ざかいにある西吾妻山(標好高2035m)にあります。  最上川は、奥羽山脈、出羽山地などの山々から流れ出す水が集まって谷や盆地をぬけ、庄内平野をとおって日本海にそそぐ山形県で一番大きな川である。 水源地から海に流れこむまでの長さが229km、流域面積は、7040kuあり、山形県全面積の76%を占めています。しかも、その流域には山形県全人口の78%の人が住んでいます。 最上川は、古い時代より航路として広く利用され、米・紅花・麻・タバコなどの産物が河口の酒田港に運ばれ、海を通って京都や大阪に運ばれていました。 しかし、このように大切な交通路として利用され、「母なる川 最上川」として親しまれてきた最上川ですが、ときには水害をおこし多くの人命や財産をうぱってきました。国や県・市町村はこうした水害から人々を守るために堤防やダムをつくり、水害をなくすためのエ事を行っています。 ここ毒沢地区の改俸工事は、昭和39年度の護岸工事にはじまり、昭和44年席〜昭和45度で堤防(特殊堤)を完成させ、洪水から人家・田・.畑を守っています。