追分 辻大明神碑 土生田 村山市 山形県
寶暦5年(1756)7月から毎日雨が降り続き、この地方の田畑は青立となり、秋の収穫期も雨降り続き、10月中頃に雪が降り穀物実らず飢饉のため死ぬ者もあり、木の葉や草を食べた、代官辻六郎左衛門はこの実情を文章で幾度か当時の幕府に訴えて租税の免除を願ったが聞き入られなかった。 最後に自ら江戸に行き上納の分引を請願したが、「農民の幸を考え幕府の損になる役人は不将千万である」として投獄された。その後許されて任地尾花沢に帰り間もなく何者かに殺害された、幕府の殺客に殺されたのだろうか。  平成15年 卯月     土生田史蹟保存会