石碑群 土生田 村山市 山形県
六面幢 (六角石幢)
石造美術では総称して石幢と呼ばれその祖形は中国唐時代で仏頂尊勝羅尼と結びついてひろまり、わが國では簡略化されて六面或は八面の柱状石に仏像、梵字を現す。地蔵信仰では、地蔵菩薩が【六道】地獄道・餓鬼道・畜生道・修羅道・天道・人間道・輪廻し転生する衆生を能化救済すると云うことから石幢に六地蔵が刻まれた。 大寶院の六角石幢は造立された時代は不祥だが、単制で幢身上に笠付きで基礎は四角造り六道が刻まれておらず、六角石面幢である、多寶院時代に造られたと思われる。 平成15年 水無月  袖崎史蹟保存会