天満神社本殿・拝殿 山形県指定有形文化財 昭和六十二年八月二十五日指定 この天満神社は、新庄藩主戸沢家の氏神として、旧領秋田仙北の角館時代から崇敬されてきました。 元和8年(1622)に、藩祖政盛公が常州(現茨城県)松岡から新庄に入部した折りに共に移し、寛永5年(1628)に、新庄城本丸西南の現在地に遷座したものです。 本殿は、一間社流造り、拝殿は三間の入母屋造りで、いずれも茅葺きの素材で重厚な造りであり、江戸時代前期の、建築様式の特徴をよく表している神社建築の一つです 二代藩主正誠公時代の、寛文8年(1668)に社殿を再建し、さらに延宝8年(1680)には、愛児政武の息災延命を祈願して、茅屋根の葺き替えなどを行ったことが、棟札に記されています。 豪華な山車が、市内を賑々しく練り歩く現在の新庄祭りは、戸沢家の氏神である、天満宮の祭礼ガ始まりとされています。 平成13年12月設置 新庄市教育委員会 |