芭蕉句碑 温海 鶴岡市 山形県
芭蕉遺跡 温海
 
あつみ山や吹浦かけて夕涼み 芭蕉
芭蕉と曽良が酒田から大山を経て海岸の景勝地を見ながら温海に着いたのは、元禄2年旧暦6月26日未刻で、鈴木惣左衛門宅に旅装をといた。その家は浜温海の旧国道筋で、鈴木美津子宅の祖先に当る。 首標の詠句は、同19日(陽暦8月4日)酒田の不玉と共に小舟で納涼のときの立句である。翠峰温海岳から吹浦かけての景趣と涼風に感動した雄大な句である。なお芭蕉は翌朝馬で越後路に出発し曽良は湯温海を見て後を追った。 
 
荒海や佐渡によこたふ天の河 芭蕉
温海町 山形県奥の細道観光資源保存会