古代鼠ケ関址及び同関戸生産遺跡 鼠ヶ関 鶴岡市 山形県
古代鼠ケ関址
 昭和43年(1968)10月、山形、新潟、両県境一帯の発掘調査により古代関所址の存在が確認された。遺跡は、棚列址、建物址、須恵器窯址、製鉄址、土器製塩址が地下1mほどの所に埋蔵されており、関所の軍事施設と高度の生産施設をもつ村の形態を備えていた。この遺跡の年代は、平安中期から、鎌倉初期の十世紀から十二世紀にわたっている。これらを総合して「古代鼠ケ関址および同関戸生産遺跡」と名付けられた。  鶴岡市教育委員会