1945年(昭和20年)4月、戦災で消失した旧大手門渡櫓の屋根に飾られていたしゃち(シャチ)です。頭部に「明暦3丁酉」と刻んであることから、明暦の大火(1657年)で消失した後、再建された際に製作されたものと推定されます。今の大手門渡櫓は、1968年(昭和43年)に再建されたものです。  菊葉文化協会
「櫓門」は石垣の上に造られた櫓の下部に門戸を開いたもので、単独の櫓がのっている「渡櫓(わたりやぐら)」、「続櫓(つづきやぐら)」、「多門櫓(たもんやぐら)」などに分類される。
大手門渡櫓 皇居