六郷神社 東六郷3丁目10−18 大田区 旧東海道
祭神 誉田別尊(応神天皇) 本殿 享保4年(1719)建立の三間社流れ造り
当社は、多摩川の清流に南面する古い八幡宮であり、六郷一円の総鎮守として、ひろく崇敬されています。社記によれば、源頼義・義家の父子が、天喜5年(1057)この地の大杉に源氏の白旗をかかげて軍勢をつのり、石清水八幡に武運長久を祈ったところ、士気大いにふるい、前9年の役に勝利をおさめたので、その分霊を勧請したのが、当社の創建とされています。以下略
文治5年(1189)源頼朝もまた奥州征定のみぎり、祖先の吉例にならって戦勝を祈り、建久2年(1191)梶原景時に命じて社殿を造営しました。今なお境内に残る大きな手水石は、このとき頼朝が奉献したものであり、神門前の太鼓橋は景時の寄進と伝えられます。   注:前方まっすぐにのびるのが旧東海道。