草津追分道標 草津1丁目 草津市 滋賀県 
この道標は、東海道と中山道が分岐合流する草津宿の要所に文化13年(1816)3月に建てられた火袋付の道標で、現在の高さは392.2cmを測り、江戸時代に東海道や中山道を行き交う多くの旅人の道しるべとなっていました。 道標竿部南面に「右東海道いせみち」、西面に「左中仙道美のぢ」と東海道、中山道の行先が刻まれています。 また、基礎部北面、南面、西面に京都、大阪、尾張、岐阜などの飛脚問屋、宰領中や江戸、播州、備前の日雇方などの道標寄進者の名前がみられます。 なお、草津四丁目の立木神社境内には延宝8年(1680)に、この草津追分に建てられた県内最古の道標があるほか、草津宿および草津宿周辺には多くの道標が残っています。 平成20年3月31日   草津市教育委員会