命二つ中に活きたる桜かな
大岡寺の由緒
 寺伝によれば、白鳳14年(686)僧行基が諸国行脚に際し.大岡山の山頂に自彫の十一面千手観世音像を安置し創建したという。 その後寺勢盛大を極め、十六の坊舎を擁していたと伝えられるが、天正2年(1574)の兵火で堂宇はことごとく焼失し、東之坊(本坊)を残すのみとなっだ。(中略)当寺には史蹟が多く、鴨長明発心之所であり、巌谷一六の記念碑や、芭蕉の「命二つ中に活きたる桜かな」の句碑等がある。この句に詠まれた桜は「大岡寺の桜」として水口八景の一つに数えられている。水口町
大岡寺・芭蕉句碑 水口町京町 甲賀市 滋賀県