重要文化財 本殿は一間社流造の小さな社殿で、東面して建てられ、屋根は檜皮葺です。正面には軒唐破風を付けるという、県内では珍しい建築様式をもっています。この建物には後世の補修のあとも多く認められますが、側面にあるすっきりとした美しい蟇股まどの細部については、鎌倉時代の様式をよく残しています。檜皮葺の屋根の、棟から前後の軒先へ流れるような線は、檜皮のもつ柔らかさと相まって美しく、建物の特色の一つとなっています。明治35年7月31日に国の指定文化財となりました。 大津市教育委員会  昭和63年11月
和田神社本殿 木下町 大津市 滋賀県