天城街道(旧下田街道) 湯ヶ島 伊豆市 静岡県
この街道は昔、「天城街道」と言いました。天城街道は、文政2年(1819)に板垣仙蔵の努力により下田までの主要街道として完成し、明治38年(1905)に旧天城トンネルが開通するまでの86年間、谷文晁・滝沢馬琴などの文人墨客や、幕末における下田開港をめぐって初代駐日総領事ハリス一行や吉田松陰などの歴史上の人物など多くの人々が行き交いました。現在でも、当時の面影を杉の木立・掘割・縁石などに見ることができます。