頼朝・政子像 四日町 伊豆の国市 静岡県

頼朝と政子
北条時政が大番役の一人として京に上り伊豆を留守にしている間(1177年頃)、31歳の源頼朝と21歳の北条政子は恋に落ちました。源氏の御曹司と結ばれたことが表沙汰になると面倒なことになると考えた時政は、政子を伊豆国の目代である山木判官平兼隆の元に嫁がせようと企てますが、祝言の晩政子は山木館を脱出し、熱海の東方伊豆山の走湯山権現に逃げ込みました。当時の伊豆山権現は格式の高い神社である上、多数の僧兵が山にこもっていたので、平兼隆も北条時政も手出し出来ず、政子のしたためた手紙を受け取った頼朝は、伊豆山に行き、政子と相会することができたのです。かくて頼朝と政子は、伊豆山権現の保護によって、そこでめでたく夫婦になることができました。以下略