鏡神社 鏡 竜王町 蒲生郡 滋賀県
当神社の創始年代は不詳であるが、主祭神天日槍尊は日本書記による新羅国の王子にして垂仁天皇3年の御世(BC31)来朝し多くの技術集団(陶物師、医師、薬師、弓削師、鏡作師、鋳物師など)を共に近江の国へ入り集落を成し、吾国を育み文化を広めた祖神を祀る古社である。天日槍は持ち来る神宝の日鏡をこの地に納めたことから「鏡」の地名が生まれ、書記にも「近江鏡の谷の陶人は即天日槍の従人なり」と記されている。鏡山の麓は渡来集団に関わる地名も多く須恵器を焼いた古窯址も広く現存する。 
現社殿は室町時代に再建された三間社流れ造りにして屋根は「こけら葺き」の貴重な建築様式は国の重要文化財である。