大宝神社 綣(へそ) 栗東市 滋賀県
祭神 素戔嗚尊 稲田姫命
当神社は、701年(大宝元年)疫病流行の時、小平井村信濃堂(しなんど)に降臨され、村人たちが霊仙寺村を経由して綣村の意布伎神社(現在の追来神社)境内に鎮座されることにより駅病が鎮まったと伝えられている。このとき社名を大宝天王宮と称し、正一位とされた。(中略)境内は1713年(正徳3年)の資料から本殿を中心に境内社が34社、建物は神宮寺の様相にて、三重塔大日・薬師堂・鐘楼堂等々が建ち並び当時の荘厳さをうかがい知ることができる。中仙道向かいの大宝山仏眼寺は神宮寺となっていた。1863年(慶応4年)神仏分離令により仏教色を一掃し、社名を大宝神社と改称、現在に至る。