鍾秀(しょうしゅう)館・下郷共済会 朝日町 長浜市 滋賀県
船町の歴史を伝える「馬通り」の石組
この鍾秀館がある下船町は、元治元年(1864)の「長浜町切絵図」によると米川水路を利用した船持や船大工が多く住んでいました。下船町が含まれる瀬田村の庄屋であった嶋田左近右衛門邸の「馬通り遺構」とみられる石組が平成20年(2008)当館建設時に出土しました。この馬通りは邸内西側の米川河口に着いた荷物を、東側の船町通りまで馬車で運ぶための道で両側に石組みが築かれていました。下船町の歴史を現代に伝える史跡として地下保存し、ここにその一部を復元しました。 平成23年4月吉日  財団法人 下郷共済会