海峡守護「碇」の由来
水天皇大神安徳天皇をまつる赤間神宮は、関門海峡の鎮めの神と仰がれています。今を去る8百年の昔、源平壇ノ浦の戦いに平家の大将知盛は全てを見収め、碇を背に海中深く御幼帝のお供をして、龍宮城へ旅立たれました。それより「碇知盛」の名で能や歌舞伎に演じられ、勇将振りがたたえられています。このいわれをもとに、海参道の入口を選び現代の碇を奉納し、御祭神のみたまを慰め、海峡の平安を祈るものであります。昭和60年5月2日 源平8百年祭を記念して
下関海洋少年団

碇 阿弥陀寺町 下関市 山口県