浮野半宿高札場跡/往還松跡付近 浮野 江泊 防府市 山口県

都と九州の大宰府を結ぶ重要な交通路である山陽道に沿う浮野町は、早くから開け殊に近世江戸時代には浮野半宿として旅をする者に対し人足と馬を用意し次の宿駅まで継ぎ送りをする仕事をしていた。そのため藩主からの援助を受けて人夫8人と馬10匹を昼夜交替で用意していた。また維ぎ送りの駄賃を公示した高札場があった。 町の長さは4町5間(約450m)で往還(道路)に面して両側に45軒の屋敷があった。明治4年に継場が廃止されるまで富海・宮市両宿場の中継地として浮野半宿の役目を果してきた。 平成3年1月吉日  牟礼郷土誌同好会