富海本陣跡 富海 防府市 山口県

江戸時代山陽道沿いの富海本陣は、宮市から福川本宿への途中の半宿であり、(宮市から2里、福川へ2里半)、大名行列の休憩、あるいは、長崎奉行やオランダ人(出島居留)、日田御用金運送などの比較的小規模な人数の宿泊に利用された。徳山藩に直属し、町年寄が支配していた。
元禄16年(1703)10月 長崎奉行宿泊
弘化3年(1846)7月   島津斉彬下向(異国船琉球へ渡来)の際休憩
嘉永6年(1853)9月 薩摩・天障院篤姫江戸に向かう際休憩
などの記録がか残っている。