宮島様 戸田 周南市 山口県

江戸時代、御国廻り行程記の道順絵図に弁財天とあるが、祠に安置されているのは恵比寿様である。半身で左脇に鯛をかかえておられるがどうして宮島様といわれるかさだかでない。水の中に柱を建てて祭られているから宮島様として信仰さかたように思われる。 弁財天は、インドのサラスバディという河の神様で水神、農業神として尊崇され、祠堂の多くが池や河のほとりあるのはそのためである。やがて、智慧や音楽、言語の神とされ、鎌倉時代に弁財天と表記され、財宝をもたらす幸神の神として七福神の一つとなった。 昭和10年頂までは、7月17日にお祭が行なわれ、池には沢山の亀がいた。 昭和63年3月   戸田地区コミュニティ推進協議会